研究業績

【論文・研究ノート】

  • 2022年 「バークホルダー・グラウト・パリスカの『西洋音楽史』の現代音楽史記述と「ヴァナキュラー音楽」――日本の西洋音楽史教育における目標、ナラティヴ、レパートリーの再考に向けて」『沖縄県立芸術大学紀要』第30号、69〜85頁。【研究ノート、査読有】
  • 2022年 「西洋音楽史学習の譜例音源の作成によせて――中世音楽の場合」『国立音楽大学研究紀要』第56号、325〜330頁。【報告、共著】 →機関リポジトリ
  • 2020年 「フランスにおけるベルリオーズ受容の150年――没後の蘇演奏から、21世紀音楽の基盤となるまで」『音楽を通して世界を考える――東京藝術大学音楽学部楽理科土田英三郎ゼミ有志論集 』土田英三郎ゼミ有志論集編集委員会編、222〜235頁、東京藝術大学出版会。
  • 2019年 “Berlioz et l’historiographie musicale sous la Troisième République : nationalisme, républicanisme et (anti-) wagnérisme,” Hector Berlioz 1869-2019. 150 ans de passions, edited by Emmanuel Reibel and Alban Ramaut, pp. 35-46, Château-Gontier: Aedam Musicae.
  • 2017年「ラヴォワの『音楽史』に描かれたフランスと音楽の進歩」『ムーサ:沖縄県立芸術大学音楽学研究誌』第18号、1〜8頁。
  • 2016年 「「われわれのワーグナー」としてのベルリオーズ――ブリュノーの『フランス音楽』(1901)におけるベルリオーズ評価」『ムーサ:沖縄県立芸術大学音楽学研究誌』第17号、81〜92頁。
  • 2015年 「コンバリュー『音楽史』にみる共和国のシンボルとしてのベルリオーズ像――第三共和政フランスの音楽史学とカノン形成」『音楽学』第61巻2号、65〜79頁。 →PDF【査読有】
  • 2015年 「コンバリュー『音楽史』(1913〜1919)のオペラ史記述――フランス・オペラの評価にみる共和主義の音楽史観」『ムーサ:沖縄県立芸術大学音楽学研究誌』第16号、1〜13頁。
  • 2014年 「「音楽史」の授業でいかなる学力を伸ばすか――評価規準の作成、及び指導と評価の実践に関する報告」『研究紀要』(東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校編)第9集、17〜30頁。 →機関リポジトリ
  • 2012年 「1830年代フランスのピアノ作品レビューにみる器楽観の変容――『ピアニスト』誌と『ガゼット・ミュジカル・ド・パリ』誌を中心に」東京藝術大学大学院音楽研究科提出博士論文、博士(音楽学)
  • 2011年 「1830年代フランスにおけるショパンの変奏作品のレビュー――「芸術音楽」理念の普及の場としての文化史的意義について」『音楽学』第57巻2号、81〜93頁。 →PDF【査読有】

【翻訳】

  • 2023年 「翻訳:エクトール・ベルリオーズ『ユーフォニア、あるいは音楽都市』(二)」『国立音楽大学研究紀要』第57号、209〜218頁。【資料】
  • 2022年 「翻訳:エクトール・ベルリオーズ『ユーフォニア、あるいは音楽都市』(一)」『国立音楽大学研究紀要』第56号、181〜191頁。【資料】 →機関リポジトリ

【口頭発表】

  • 2023年 「バークホルダー・グラウト・パリスカ『西洋音楽史』の現代音楽史記述と「ヴァナキュラー音楽――ナラティヴとレパートリー選択の特徴と問題点」日本音楽学会 東日本支部第80回定例研究会、シンポジウム「西洋音楽史教育における「ポピュラー音楽の世紀」――20・21世紀音楽史のナラティヴとレパートリー再考」(於:国立音楽大学)
  • 2019年 ”Berlioz in Musical Historiography: Past, Present, Future,” Festival Berlioz 2019 International Conference (Musée Hector Berlioz, La Côte-Saint-André, France).
  • 2017年 ”Music Historiography and Canon Formation in Third Republic France: Evaluation of Berlioz and Historical Narratives by Lavoix, Bruneau and Combarieu,” International Musicological Society, 20th Quinquennial Congress in Tokyo (Tokyo University of the Arts).
  • 2015年 ‘Criticism of piano music in 1830s France and the changing aesthetic perspectives on instrumental music: A study of music reviews in Le Pianiste and the Gazette musicale de Paris’, International Conference, Nineteenth-Century Music Criticism (Complesso Monumentale di San Micheletto, Lucca, Italy).
  • 2015年 「J. コンバリューの『音楽史』(1913〜1919)にみる共和主義の音楽史観」日本音楽学会 東日本支部第30回定例研究会(於:国立音楽大学)
  • 2013年 ‘Public epitexts of musical works in the 1830s: le Pianiste (1833-35) and the emergence of piano music reviews’, Francophone Music Criticism 1789-1914, Network Meeting, 2013 (Bibliothèque Historique de la Ville de Paris, Paris, France).
  • 2012年 「1830年代フランスのピアノ作品レビューにみる器楽観の変容――『ピアニスト』誌と『ガゼット・ミュジカル・ド・パリ』誌を中心に」19世紀学学会 研究発表会(於:新潟大学)
  • 2008年 「19世紀パリの音楽雑誌におけるヴィルトゥオーソ・ピアニスト批評――アンリ・エルツの作品評にみる変奏曲観と批評の理念」日本音楽学会 第59回全国大会(於:国立音楽大学)
  • 2007年 「音楽雑誌Revue et Gazette musicale de Parisのショパン批評――ショパン作品の「女性化」とカノン化についての考察」日本音楽学会 第58回全国大会(於:宮城学院女子大学)
  • 2006年 「作曲家ショパンの女性性イメージと西洋芸術音楽史におけるジェンダーの問題」カルチュラル・タイフーン2006 in 下北沢(於:下北沢成徳高校)

【その他の文章】

  • 2022年 楽曲解説「サン=サーンス:《サムソンとデリラ》より〈バッカナール〉」、「ドビュッシー:管弦楽とクラリネットのための第1狂詩曲」、「ベルリオーズ:幻想交響曲」(国立音楽大学 第137回オーケストラ定期演奏会、2022年7月31日、国立音楽大学講堂大ホール)
  • 2019年 楽曲解説「J. S. バッハ:フルート・ソナタ ロ短調」、「グノー:ロメオとジュリエット」、「ビゼー:カルメン」、「カプレ:ラ・フォンテーヌの三つの寓話」、「ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ」、「ラヴェル:ラ・ヴァルス」(国立音楽大学 夏のコンサート、2019年8月1日、国立音楽大学講堂大ホール)
  • 2018年 楽曲解説「バーンスタイン:キャンディード序曲」、「アンダーソン:タイプライター、他」、「モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテ」、「ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調《新世界より》」(国立音楽大学 Basicオーケストラ・コンサート、2018年9月26日、国立音楽大学講堂大ホール)
  • 2017年 エッセイ「ベルリオーズの創作を彩る人々と芸術――《トロイアの人々》をめぐって」、『春秋』2018年1月号、4〜7頁。 →Web春秋
  • 2017年 楽曲解説「ハチャトゥリアン:ガイーヌ」、「ドビュッシー:小組曲」、「ボロディン:イーゴリ公」、「グノー:ファウスト」、「ラヴェル:ダフニスとクロエ 第2組曲」(国立音楽大学第58回ブラスオルケスタ―定期演奏会、2017年7月10日、東京オペラシティコンサートホール)
  • 2016年 エッセイ「《ファウストの劫罰》と19世紀フランスの聴衆」(東京交響楽団プログラム冊子『Symphony』9月号) →PDF →ぶらあぼ
  • 2014年 楽曲解説「モーツァルト:フィガロの結婚」(沖縄県立芸術大学音楽学部第25回洋楽定期公演、2014年10月19日、沖縄県立芸術大学奏楽堂ホール)
  • 2013年 楽曲解説「モーツァルト:ミサ曲 ハ長調 戴冠式ミサ」「ベートーヴェン:交響曲第2番」(平成25年度 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校 第25回定期演奏会、2013年10月19日、東京藝術大学奏楽堂)
  • 2013年 「19世紀フランスの音楽雑誌とピアノの楽曲解説」(全日本ピアノ指導者協会ウェブサイト内『ピアノ曲事典』) →第1回 →第2回 →第3回
  • 2012年 楽曲解説「ブラームス:ドイツ・レクイエム」「メンデルスゾーン:交響曲第3番 スコットランド」(平成24年度 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校 第24回定期演奏会、2012年11月3日、東京藝術大学奏楽堂)
  • 2010年 楽曲解説「ショパン:ポロネーズ 第1〜5番、第7〜16番」(全日本ピアノ指導者協会ウェブサイト内『ピアノ曲事典』) →『ピアノ曲事典』「ショパン」
  • 2007年 楽曲解説「ハイドン:交響曲第7番 昼」「ハイドン:交響曲第94番 驚愕」(東京藝術大学創立120周年企画 ハイドン・シリーズ2007、2007年11月1日、東京藝術大学奏楽堂)

【競争的研究資金】

  • 2020〜2023年 科学研究費(特別研究員奨励費)「近現代のフランスにおける音楽史教育と市民育成――ライシテ、文化の威光、多文化共生」
  • 2019年 国際音楽学会東京大会記念基金 音楽学研究発表奨励金
  • 2019〜2024年 科学研究費(若手研究)「高等教育における現代音楽史の教育モデルの構築――米・仏の実践例の比較検討から」
  • 2013年 日本音楽学会 国際研究発表奨励金
  • 2009年〜2011年 科学研究費(特別研究員奨励費)「19世紀パリの音楽雑誌におけるピアノ音楽に関する言説」 →科研費DB